2014年9月8日月曜日

IPS研修を開催しました


平成26829、 30日の二日間にわたって、三重で5回目の開催となるIPS研修会が行われました。これは、平成26年度三重県立看護大学とこころの医療センターとの連携事業による公開講座「IPS(インテンショナルピアサポート:意図的なピアサポート)研修会」として、実施されました。



今回は、テキストもなく、15名の参加者、講師、スタッフが輪になって座る形で研修が進められました。まず、最初に15分間のマインドフルネスを行いました。15分間を長いと感じた人と、意外に短いと感じた人がいたようです。引き続き、二人でのマインドフルネスを実践しました。相手を感じながら、「今、ここ」の自分に集中します。『寄り添う』という感覚に似ているのかもしれません。



初日の後半は、楽器を使ったセッションがありました。自分の音を出す、自分の音をみつける、自分の音を出すときの障壁を感じる、といったことにチャレンジしました。このセッションのために、打楽器を貸して下さった三重県立こころの医療センターデイケアに感謝です。



初日の研修会後に、恒例の懇親会がありました。お酒とマーボー鍋を囲んで、盛りあがりました。




二日目は、自分の感情を味わう、というセッションを3人組のロールプレイで行いました。頭で考えることをしないで、感情を味わいきる、というのはなかなか難しかったです。引き続き、意見が衝突する時のコミュニケーションについて、みんなで考えました。




自分が正しいということも、相手が間違っているということも、いずれも示す必要がないことなのかもしれません。自分に見えている世界と、相手に見えている世界の両方を大切にすることができると良いのでしょう。まさに、これがIPSで大切にしている世界観なのだと思いました。




2014年8月25日月曜日

第10回勉強会を開催しました


 820日の午後、伊勢いこいの会心来のご協力で、縁の家にて勉強会を行いました。

 今回は、ピアサポートの原理のうち、世界観について皆さんと一緒に考えました。同じ人が語った2つのストーリーを読んで、それぞれのストーリーについて、どんな印象をもったのか、自分ならその人にどんな会話をするのか、ストーリーの背後にあるものは何なのかについて、話し合いました。

 皆さん想像力豊かに、ストーリーの背後にはこんなことがあるのではないか?と様々な視点で、考えることができました。ストーリーを読んで、「このストーリーの人からは解放感を感じるね」や「このストーリーの人にはネガティブな印象を受けるけれど人に助けを求めているようにも思えるね」など、多くの意見が出され、皆さんで共有することができました。そして、それぞれのストーリーについて考える中で、最終的には物事には色々な側面が存在することを知ることができました。




今回の勉強会には、7名の皆さんが、参加してくださいました。初めて参加される方もいらっしゃいましたが、お茶とお菓子を囲みアットホームな雰囲気な中、皆さんと近況報告の楽しいおしゃべりもしながら、勉強会を行うことができました。