2013年9月10日火曜日

「IPS継続研修 in 三重」のご案内。




「私たち、ピアです ~地域精神保健における当事者活動支援~」は、精神的困難を経験した当事者による継続的な活動を支援し、当事者活動の活性化を図ることをめざしています。

このたび、IPS基礎研修修了者向けの継続研修を開催します。この継続研修では、お互いのあるがままの交流を目指しながらもそれを妨げている、私たちのものの見方や反応の癖、関係性のパターンにとくに目を向けていきたいと思います。思い込みの縛りをすこし緩め、お互いの見えている世界に関心を持ち、お互いの想いを交流させるような響き合う関係性と会話から、どんな世界が現れてくるでしょうか?

なお、この研修はIPS基礎研修修了者向けの内容となっていますが、初めての方のご参加も可能です。


                  *

日時 :平成25年11月8日(金)〜11月9日(土)の2日間。
    9:30〜17:00(両日とも)
    9:15より受け付け開始

場所 :ホテルグランコート津西 多目的ルーム
    三重県津市広明町345-4(津駅西口より徒歩3分)
    059-227-8333


参加費:500円

参加者:ピアサポートに関心のある方、20名程度
    IPS基礎研修修了者向けの内容ですが、初めての方も参加可能です。

講師 :久野恵里氏(IPSファシリテーター、WRAPアドバンスド・ファシリテーター)
    久保善秋氏(IPS修行中、WRAPアドバンスド・ファシリテーター)
    宮本有紀氏(IPS修行中、IPS東京勉強会)

申込方法:チラシ裏面(PDFはこちらをクリック)の申込書にご記入の上、
     三重県立看護大学059-233-5635(船越)まで、FAXで送信してください。
     希望者が多数の場合は、三重県在住または在勤の方を優先させていただきます。

申込期限:10月23日

お問合せ:三重県立看護大学
     津市夢が丘1-1-1 
     精神看護学 船越明子
     059-233-5635(直通)


IPS支援者向け基礎研修を開催しました。



8月23日、24日の二日間、ISP支援者向け基礎研修を開催しました。今回の研修会は、支援者向けということで、様々な職種の方々とIPSを学ぶ機会となりました。 






研修会では、「IPSの関係性と会話について」、「自分のなかで起きたどんな想いもどんな感情も受け止める自分を慈しむことについて」、「主体と主体の間の開かれたスペースを意識した会話の演習」、「障壁に気づくために自分の感情を味わうことについて」、「自分のストーリーを書くこと」、「語りを聴く側のわかっているという思い込みをやめ、わかっていない立場からの会話の演習」等を行いました。





参加者の方々からは、研修会の感想として、「自分の感情を考える、マインドフルネス、開かれたスペース…初めての体験で、とても感銘を受けました」、「スペースを開くこと、わかったつもりではない聴き方が学べて特によかった」、「患者や当事者のことを考えることはあっても、自分について考えることはとても少ないので、今回は貴重な機会となった」、「“感情を味わう”ワークによって♡がぎこちないながらも動くことを実感した」等のご意見をいただきました。

また、IPSについて、「新しい自分を発見できた」、「気持ちが揺さぶられる感じ。もっとよく知りたい。活用できるようになりたい」、「いつかIPSを自分なりに展開していければ良いなと思った」、「日頃の仕事の中で、今日の経験を活かしていきたいと思った」とIPSの今後の可能性について、皆さんそれぞれに感じていただける研修会となりました。



23日の懇親会の光景です